ベルリン・フィル八重奏団 チケット売買一覧

ベルリン・フィル八重奏団は、ドイツ・ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーによって結成された室内楽アンサンブルである。その歴史は古く、1928年にシューベルトの八重奏曲を演奏するために8人で集まったのが始まりで、ベルリン・フィルのメンバーが組織するたくさんのアンサンブルの中でも、ひときわ長い歴史と伝統を持つグループのひとつである。2010年に第1コンサート・マスターに就任したヴァイオリンの樫本大進をはじめ、各楽器の首席奏者、スター奏者で構成されており、世界最高峰のオーケストラのさらにスターばかりが集う、世界一の室内楽アンサンブルである。レパートリーはウィーン古典派からロマン派の音楽を中心に幅広いが、1958年、ヒンデミットがこの団のために八重奏曲を作曲して自らビオラで参加し演奏会を行ったのをはじめ、シュトックハウゼン、ブラッハーなど著名な現代音楽の作曲家たちが曲を書きおろしている。日本には1957年の初来日以来、定期的に来日しているが、2023年にはコロナ禍で中断していた日本公演を6年ぶりに再開。結団のきっかけとなったシューベルトの八重奏曲のほか、国際的に活躍する現代作曲家・細川俊夫の委嘱新作作品「テクスチュア」などを演奏し話題となった。