市川高麗蔵 チケット売買一覧

十一代目市川高麗蔵（いちかわ　こまぞう）は、1957年、日本舞踊の二代目花柳泰輔の長男として東京に生まれた歌舞伎役者で、屋号は「高麗屋」。大伯父に八代目市川中車、初代市川猿翁がいる。1962年、東京宝塚劇場「義経千本桜」安徳帝役で初舞台を踏む。1971年、八代目松本幸四郎（初代白鸚）の部屋子となり、市川百々丸（ももまる）を名乗る。1981年歌舞伎座「対面」喜瀬川役で二代目市川新車を襲名。1994年、歌舞伎座「双蝶々曲輪日記（ふたつちょうちょうくるわにっき）』の山崎屋与五郎で市川高麗蔵を襲名した。1983年重要無形文化財（総合認定）に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる。1967年国立劇場特別賞、1985年松竹社長賞、1998年眞山青果助演賞など受賞多数。女形で若女形から老け役まで幅広く演じ分けることができる演技派で、特に2019年新作歌舞伎「月光露針路日本（つきあかりめざすふるさと） 風雲児たち」では、市川染五郎演じる若い漂流民と恋に落ちる年増のロシア人女性・アグリッピーナを熱演し話題となった。2024年はサンパール荒川で行われる「Discover KABUKI - 外国人のための歌舞伎鑑賞教室 - 恋飛脚大和往来－封印切－」「令和6年6月歌舞伎鑑賞教室 / 社会人のための歌舞伎鑑賞教室　恋飛脚大和往来－封印切－」に出演予定。