坂東彌十郎 チケット売買一覧

坂東彌十郎（ばんどう　やじゅうろう）は、1956年、映画スターだった初代坂東好太郎の長男として東京に生まれた歌舞伎役者で、屋号は「大和屋」。幼い頃より背が高くニックネームは「サンマ」。八世三津五郎一門に入門し、1973年歌舞伎座「奴道成寺」の所化観念坊で坂東弥十郎（※漢字の表記違い、2007年に現在の表記に改名）を名乗って初舞台。しかし1975年八世三津五郎が急死、その後十四世守田勘彌門下に移動するが守田も急死。後ろ盾を失い、しばらく一般演劇などに出演する日々を送る。1978年名題昇進。以降は市川猿之助一座で立役から老い役まで幅広くこなし、1998年眞山青果賞奨励賞受賞。また猿之助演出のオペラ「コックドール」や坂東玉三郎「夕鶴」などには演出助手として関わった。同世代の十八世中村勘三郎による「平成中村座」に参加し、シネマ歌舞伎などに出演。2003年にはニューヨーク公演「夏祭浪花鑑　鳥居前・三婦内」の三婦を演じ話題となる。2014年長男・坂東新悟と「やごの会」を立ち上げ、2016年には海外公演も行った。183センチという梨園一の長身で、偉丈夫役、押し出しの強い役がハマる芸風。テレビドラマや映画などにも多く出演し、近年ではNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』北条時政役で話題となった。2024年は六月博多座大歌舞伎、七月大歌舞伎大阪公演などに出演予定。